福岡県吉富町の職員が町長などからのパワハラを訴え自殺未遂をした問題を受け、16日、町議会が第三者委員会設置の補正予算案を可決しました。

この問題は去年9月、吉富町の20代の男性職員が「町長や上司からパワハラを受けていた」などと遺書を書き、自殺を図ったもので、職員は現在、休職し療養しています。

町はパワハラの有無や自殺未遂との因果関係を調べるために、16日の臨時議会に第三者委員会の設置にかかる経費を盛り込んだ補正予算案を提出しました。

議場の撮影が一部制限される形で行われた16日の議会で、予算案は賛成多数で可決されました。

◆吉富町 花畑明 町長
「ご本人の一日も早い社会復帰と職場復帰、ここに思いを馳せていましたので、それに近づく大きな一歩だと思っております」

委員会の経費は約515万円で、4月中にも弁護士と医師、3人で構成される委員会を設置するとしています。

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