十勝の広尾町にある印刷会社の近くで6月4日、クマが目撃されました。

 クマは木に登った状態で目撃者を見ていました。

 9メートルほどの木をよじ登るクマ。

 5メートルほどで止まると、こちらをにらみつけました。


 クマが目撃されたのは広尾町にある印刷会社のすぐ近くの林です。

 6月4日午前8時30分ごろ、出社した従業員の大樹大輔さんが車を降りたところ、ガサガサという音が聞こえました。

 大樹さんが音が聞こえた方を振り返ると…木の上から体長1メートルほどの子グマが見つめていたのです。

 「間違って、こっちに向かって来ていたらと思うと…」(クマを目撃した大樹大輔さん)

 クマとの距離はわずか5メートル。

 身の危険を感じた大樹さんはすぐに会社の入り口に隠れ警察に通報しました。

 「シャッターを少し降ろして、スマホで写真を撮りながら、警察と猟友会が来るまで(クマの様子を見ながら)待機していた」(大樹さん)


 恐怖のにらみ合いは約30分間続きましたが、ハンターが到着するとクマは林の奥に消えました。

 周辺では6月4日だけで3件の目撃情報があり警察が警戒を強めています。

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