6月3日、北海道空知の雨竜町で北海道職員の男性がクマに襲われケガをしたことを受け、町は4日、箱わなを設置しました。

 「田んぼから木が出ているあの辺がちょうどきのうクマが出たところ」(町職員)

 クマが出たのは水田の隣にある山林です。

 6月3日午後3時20分ごろ、北海道雨竜町恵岱別で、がけ崩れなどの調査をしていた空知総合振興局の50代の男性職員が体長1.5メートルほどのクマに襲われ、胸をかまれました。


 「箱わなの中にはこの後ハチミツや野菜を入れてクマをおびき寄せる予定です」(古沢哲也記者)

 町は4日朝から猟友会と共に現場付近を調査し、午後2時半ごろ、捕獲用の箱わなを設置しました。

 「(今回の出没は)クマの生息域ということもあったが、また人間を襲う可能性がある。猟友会と町はパトロール強化を考えている」(町職員)

 北海道は周辺に今年度2回目となる「ヒグマ注意報」を出し、注意を呼び掛けています。

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