昭和の喫茶店を再現し6月にオープンする「純喫茶 ロビンソン 桐生店」=桐生市本町で2024年5月29日午後0時29分、庄司哲也撮影

 「築地銀だこ」などを展開するホットランド(東京都)のグループ会社が6月1日、ホットランドの創業地である群馬県桐生市に昭和の純喫茶を再現した新業態の店舗1号店をオープンする。店名は「純喫茶 ロビンソン 桐生店」。令和の若者にも受けている「昭和レトロ」がコンセプトだ。

 昭和の雰囲気があふれる店づくりを進め、店頭のショーケースには、カラフルな食品サンプルを並べる。全34席の店舗内も13卓のテーブル席のほか、昭和の喫茶店のように9席のカウンター席も設ける。

 提供するメニューも「ロビンソン特製プリン」(税込み700円)、「レモンスカッシュ」(同500円)、「あんみつパフェ」(同1000円)など、かつての喫茶店の定番メニューをそろえた。

昭和の喫茶店を再現する「純喫茶 ロビンソン 桐生店」の看板=桐生市本町で2024年5月29日午後0時31分、庄司哲也撮影

 2025年が「昭和100年」に当たることから「昭和レトロ」に注目が集まる。中でも純喫茶は、どこか懐かしさを感じさせる雰囲気が、Z世代に新鮮に映り、ファンが拡大している。

 ホットランドの広報担当者は「当社スタッフの『昭和』へのこだわりが詰まっている。昭和世代にはタイムスリップしたような懐かしさを、Z世代には大手コーヒーチェーンにはない新しさを感じてもらい、幅広い層に利用していただきたい」と話している。【庄司哲也】

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