福井駅西口にあるホテル「コートヤード・バイ・マリオット福井」で29日、従業員の防犯講習会が開かれました。
田辺真南葉アナウンサー:
「こちらではホテルの従業員、そしてお客様を守るための防犯講習が行われています」
この講習会は、北陸新幹線が開業し県内を訪れる人が増えたことに伴い、防犯意識をより高めてもらいたいと、福井警察署が開きました。
29日は、2024年3月にオープンしたコートヤード・バイ・マリオット福井で働く従業員35人が参加しました。
従業員たちは、警察官からさすまたや警棒を使った護身術を学んだ他、危険な場面に遭遇した際には、恥ずかしがらずに大声を出すことや、構えの姿勢を取ることなど、実践的な指導を受けました。
また、同じ職場の女性の防犯に率先して取り組む代表の女性従業員8人が「レディースガードリーダー」に任命されました。リーダーの委嘱を受けた従業員は今後、職場での様々な被害に悩む女性従業員からの相談にのったり、犯罪から自分の身を守る方法をアドバイスしたりして、女性の防犯について責任を持って取り組んでいくということです。
レディースガードリーダーに任命された女性従業員の一人は「色々な年代のスタッフがいるが、20歳など若い人もいてトラブルにあう確率も高いかと思うので、普段から話しやすい存在でありたい」と話していました。
また男性従業員の一人は「さすまたは想像より重かったが、我々が率先してやっていかなければならない」と話し、気を引き締めている様子でした。
県警では「北陸新幹線開通により多くの観光客が福井に訪れ、福井駅も賑わってきている反面、犯罪の発生が増加する懸念がある。働く人をはじめ地域の人に犯罪意識を高めてもらい、地域全体での防犯活動をお願いしていきたい」と話し、正しい知識を身につけて防犯意識を高めてほしいとしています。
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