1カ月余りで3人の現職警察官が逮捕されるなど、県警をめぐる不祥事が相次ぐ中、県警本部や県内各警察署の生活安全部門と、刑事部門を担当する課長らが出席する会議が県警本部で開かれ、野川明輝本部長は「信頼回復が重要」と訓示しました。


鹿児島県警・野川明輝本部長
「昨今、情報の漏えいや相談対応などをめぐり県民の信頼を損なう事態を招いている。公正な社会の実現と秩序の維持を図るための取り組みを組織一丸となって推進し、着実に成果を上げ、県民の信頼回復につなげていくことが重要」


17日、生活安全部門と刑事部門の課長らが出席する会議の冒頭、県警の野川明輝本部長はこのように訓示しました。

県警では4月以降、現職警察官3人が不同意わいせつや盗撮などの疑いで逮捕される異例の事態となっています。

また、情報漏えいをめぐって、これまでに100件を超える県警の捜査資料と、300人以上の個人情報の流出がウェブメディアで指摘されています。

このほか、詐欺事件を巡る被害相談に関して、県公安委員会は2024年3月、鹿児島南警察署での対応について「適切さに欠けるものであった」と判断するなど、県警を巡る不祥事が相次いでいます。

本部長の訓示の通り、県民の信頼を回復することができるのか、今後の動向が注目されます。

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