北海道室蘭市で2023年9月、過去に性的関係にあった教え子2人を千枚通しで刺し、殺害しようとした罪に問われている元教師の裁判で、札幌地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。


 殺人未遂の罪に問われているのは、札幌市に住む元中学教師の野沢俊重被告(75)です。

 起訴状などによりますと、野沢被告は2023年9月、室蘭市の当時の自宅前で教え子の40代の女性2人を千枚通しで刺して殺害しようとしました。

 5月17日の判決で井戸俊一裁判長は「2人を何度も刺していて殺意は強固だった」と
指摘しました。

 一方で、2人から金銭を支払うよう追い詰められる中、突発的に生じたものだとした上で「殺意は防御的なもので強い非難を向けることはできない」とも説明。

 野沢被告に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。