福岡県行橋市は8日、市民から提供を受けた「マイナンバー届出書」が盗難に遭った疑いがあるとして、行橋署に被害届けを提出したと発表した。
市土木課によると、届出書は土地や建物を売却した際、税の優遇措置を受けるために必要な書類。市民の1人から3月28日に提供を受け鍵付きキャビネットで管理していたが、1日に確認したところ書類がないことが判明。解錠可能な職員は数人しかいないことから盗難の疑いがあるとして行橋署に相談した。
これとは別に、1月25日に市民から提出を受け、土木課の職員が机上で保管していた、法定外公共物用途廃止に関する申請書など書類一式が、3月25日に確認したところなくなっていたことも判明。この件も含め相談したという。
同市のマイナンバーの管理を巡っては、2023年12月から24年1月にかけ、取得権限がない職員が、権限のある別の課の職員から不正に取得していたことが3月に表面化。現在も事実関係の調査が続いている。【松本昌樹】
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