通勤時間帯にJR東京駅前を行き交う人たち=東京都千代田区(関勝行撮影)

厚生労働省は30日、3月の有効求人倍率(季節調整値)が前月比0・02ポイント上昇の1・28倍だったと発表した。上昇は令和4年11月以来、1年4カ月ぶり。賃上げを見据え転職の動きが鈍くなり、仕事を求める人の数が減ったのが主な理由だ。

総務省が同日発表した3月の完全失業率(季節調整値)は、前月と同じ2・6%だった。

3月分の都道府県別の有効求人倍率は、最も高い福井県が1・80倍。最も低いのは神奈川県の0・93倍だった。

5年度平均の有効求人倍率は、前年度比0・02ポイント低下の1・29倍で、3年ぶりに悪化した。5年度平均の完全失業率は前年度と同じ2・6%だった。

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