街中に掲げられたアリババグループの「独身の日」に向けたセールの広告=9日、中国広東省広州市(共同)

 【上海共同】中国電子商取引(EC)最大手アリババグループは12日、「独身の日」の11日まで約1カ月行った通販サイトでのセールで、買い物客数が過去最多となったと発表した。累計取引額は「力強く伸びた」としつつ、金額は3年連続で公表しなかった。  独身の日のセールは、以前は取引額の記録が毎年更新され注目を集めたが、近年は景気減速やインターネット大手への規制を背景にセールの存在感は薄れつつある。  アリババによると、若者世代の消費の変化から、おもちゃやスポーツ用品の売り上げが伸びた。EC大手、京東集団(JDドット・コム)も取引額は非公表とし、客数が前年より20%以上増えたと発表した。


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