福井銀行は5日、電話とパソコンを組み合わせた資産運用の相談サービスを始めたと発表した。電話面談システムを手掛けるベルフェイス(東京・港)のサービスを導入し、遠隔で資料や映像を共有しながら運用相談ができるようにする。オンライン化による効率化を図る一方、来店の手間を減らすなど顧客の利便性も高める。

福井銀行

福井銀では金融商品の仲介業務を営業拠点「コンサルティングプラザ(CP)」の職員が担い、資産運用相談も対応している。オンラインでの対応が可能な体制を整えたことで、自宅にいる顧客や近隣の同行店舗を訪れた顧客にもCP職員が相談に応じることができるようになった。

同行担当者は「CPの場所を知らない顧客が多く、相談を受けたい需要に対応し切れていなかった」と話す。CPは4カ所にとどまり、遠方の顧客に訪問して相談に応じるのが難しい面もあった。電話を交えたシニア世代も使いやすいオンラインの仕組みを採用することで、資産運用を求める潜在顧客の掘り起こしにもつながると期待する。

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