埼玉りそな銀行は金融教育への関心の高まりを受け、学校などで講師を務める可能性がある行員らを対象に「スキルアップ研修」を実施した。専門家を招き実際の教材を使った模擬授業を披露。幅広い世代への教育に力を入れることで、金融犯罪への備えや資産形成など銀行の顧客サービスの向上に役立てる。
25日に実施した研修では、まず同行独自の教育ツールや支店の取り組みなどを説明。その後、今夏本格始動した金融経済教育推進機構(J-FLEC)の認定アドバイザー、嶋田哲裕氏が30〜40代の中堅社会人を対象とした模擬事業を実施した。身ぶり手ぶりの効果的な使い方など、授業のノウハウも紹介した。
同日の研修は現地とオンラインを合わせ175人の従業員が参加した。同行による学生向けの金融経済教育の実施状況は、2022年度に約3000人、23年度は約5300人となり、24年度は1万人を超える見通しだ。
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