三井住友カードは28日、公共交通機関向けのタッチ決済サービス「stera transit(ステラトランジット)」を関西を中心に全国に普及させていく方針を発表した。大手私鉄16社と公営地下鉄8社の駅の半数に導入済みだが、2025年度末までに7割に拡大する。29日から阪急電鉄や近畿日本鉄道などでのサービス開始を契機に、カード決済の認知度を広げる。
大西幸彦社長は28日の記者会見で「国際博覧会(大阪・関西万博)に来場する訪日客だけでなく、地域の人にも日常的に利用してもらえることを目指す」と語った。
ステラトランジットはタッチ決済に対応したクレジットカードやスマートフォンを自動改札機などにかざすことで乗車できるサービスだ。大手私鉄を中心に28日時点で133の事業で採用されている。交通系ICカードを持たない訪日客がスムーズに乗車できるほか、カード利用でポイントがたまることなどから国内の利用者も増えている。
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