群馬銀行は取引先企業のSDGs経営の見える化を支援するサービスを始める

群馬銀行は26日、取引先企業のSDGs(持続可能な開発目標)経営の状況を見える化するサービスを8月13日から始めると発表した。SDGs関連の項目について自社データをクラウドサービス上で入力すると現状をスコアで示す。業界内の比較から自社の進捗を把握できる。スコアを基に取引先のSDGs推進を継続して支援する。

「ぐんぎんSDGs/ESG経営評価・診断サービス」として提供する。SDGsやESG(環境・社会・企業統治)に関する非財務情報データベースを運営するサステナブル・ラボ(東京・千代田)の協力で開発した。

電力やガソリンの使用量、女性従業員数や有給休暇消化率、社外取締役数など75項目の数字からスコアを算出する。人工知能(AI)が強み・弱みを分析し、会計年度別のデータ管理もできる。利用料は年間33万円。環境項目の取り組み状況のみを評価する無償の簡易版も用意する。

群馬銀は「データを活用して解決策を提供していきたい」(グループ営業戦略部)とする。同行は22年から「ヒアリングシート」を用いて取引先企業の取り組み状況を聞き取りSDGs宣言書の策定を支援するサービスも始めているが、一時的な支援にとどまってしまうのが課題だった。

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