みずほ銀行、三井住友信託銀行、りそな銀行は7月から、10年固定型の住宅ローン金利を引き下げる。金利決定の際に参考にする長期金利の上昇に一服感が出ているためだ。一方、住宅ローン実行額で上位のauじぶん銀行は変動型の最優遇金利を0.01%高い0.329%にすると正式に発表した。

みずほは10年固定の最優遇金利を6月から0.1%引き下げて1.45%に、三井住友信託銀行は0.05%低い1.395%に、りそなは0.08%低い1.75%に設定する。一方、三井住友銀行は1.75%に据え置き、三菱UFJ銀行は0.05%上げて1.25%にした。大手5行平均の金利は0.036%低い1.519%と、2024年1月以来半年ぶりに低下した。

住宅ローンは大きく固定型と変動型の2種類に分かれる。固定型は長期金利、変動型は短期金利に連動する。最近は契約者の7割が変動型を選び、市場の主流になっている。auじぶん銀は他行からの借り換えの顧客に提示する変動型の金利も0.021%上げ0.319%に設定する。同行が変動型の金利を引き上げるのは、2015年末に住宅ローンに参入して以来、初めてとなる。

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