止血バンドや手首のサポーター、血圧計に使う面ファスナーの「マジックテープ」と、関連する生地を医療関係の素材メーカーに販売する。祖父が1971年に創業した会社を2020年に継いだ赤羽立矢社長(32)は「100年企業を目指して、繊維業の技術と会社を次世代に引き継ぎたい」と意気込む。  神奈川県横須賀市に自社の縫製工場を持ち、生地の調達から加工まで商品づくりを一貫してできるのが強み。ただコロナ禍に取引先が10社ほど倒産・廃業するなど、繊維業を取り巻く厳しさは感じている。就任後は自社製品の開発を新たな事業の柱にしようと東京商工会議所の講座に参加。「お客さまに新しい素材を提案していきたい」


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