金融庁は12日、2024年3月末時点の少額投資非課税制度(NISA)の累計買い付け額が23年12月末時点から17%増え約41兆円になったと発表した。口座数は9%増の約2322万口座に伸びた。1月に始まった新NISAをきっかけに、預貯金を投資に振り向ける動きが広がってきた。

調査の対象はNISAを取り扱う全ての金融機関。商品別に買い付け額をみると、投資信託が全体の57%と上場株式を上回った。年代別の買い付け額では、40〜50代が全体の約4割を占めた。

新NISAでは運用益への非課税期間が無期限になった。投信を毎月積み立てる「つみたて投資枠」と、個別株も購入できる「成長投資枠」がある。上限額はつみたて投資枠が年120万円、成長投資枠が年240万円だ。

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