横浜銀行グループの神奈川銀行が13日発表した2024年3月期の単独決算は、本業のもうけを示すコア業務純益(除く投資信託解約損益)が前の期比33.9%減の15億円だった。横浜銀が23年6月に神奈川銀を完全子会社化したことに伴う経費やシステム投資などがかさみ、利益を圧迫した。売上高にあたる業務粗利益は同4%減の77億円だった。

25年3月期の業績予想は税引き利益が前期比2倍の9億円を見込む。前の期に発生した統合関連費用などがなくなり、本業が好調に推移する見通し。横浜銀行の片岡達也頭取は「人材のポテンシャルが高く、客先にも恵まれている。横浜銀の人材育成の仕組みを活用しながら成長を目指す」と語った。

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