開会式まで半年をきった国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会。それぞれの式典に花を添える吹奏楽隊の練習会が初めて行われました。

【佐賀北高校・コントラバス担当・三原慧汰さん】「学校でオーディションがあったんですけど、そこで勝ち取ったときの喜びはすごいもので、他の高校の人たちと合わせられることはとても嬉しい」

開催まで半年を切った国スポ・全障スポ。開閉会式といった式典は各都道府県の代表選手たちが一堂に集い、盛大に行われます。式典を音楽で盛り上げるのが吹奏楽隊です。県内の4つの高校の吹奏楽部と県警の音楽隊から選抜された106人がつとめます。その初めての練習会がおととい佐賀市でありました。

この日に初めて顔をあわせるメンバーも多く、まずは自己紹介から。息のあった演奏をするために同じ楽器を担当する仲間と打ち合わせを進めます。

【佐賀学園高校・サックス担当・小林佳希さん】「(最初は)結構ギクシャクとかしちゃってたんですけど、練習していくにつれてたくさんお話をして仲良くなれたかなって」

簡単な音の調整をした後、すぐに全員で音を合わせて練習。式典で披露するのは国スポ・全障スポのイメージソングやファンファーレなど6曲で、10月の開会式までに全員が集まるのはこの日を含めて4日間のみ。限られた練習時間で息の合った演奏をするために準備を急ぎます。

【佐賀西高校・トランペット担当・村上結衣さん】「最初は緊張で少し私自身硬い感じの音になってしまったんですけど、やっているうちに普段は聞こえない色々な音とかが聞こえてきて、本当に有意義な時間になった」
【龍谷高校・ユーフォニアム担当・平野裕菜さん】「(吹奏楽の)大会とかの練習と一緒にしていくことになると思うんですけど、両方頑張って練習していきたいと思います」

密度の高い練習をこなし、本番さながらの美しい旋律を奏でていた吹奏楽隊。競技“以外”でも国スポ・全障スポに向けた準備が着々と進められています。

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