数々の名曲を生み出してきた作詞家の松本隆さんが、神戸を舞台にした楽曲の作詞を手掛け、6日ライブで披露しました。10年前から神戸で活動する松本さん、歌詞に込めた思いも伺いました。

神戸「トアロード」のアーチに刻まれた歌詞…作詞家の松本隆さんが書いたものです。これまでに手がけた曲は、「木綿のハンカチーフ」「赤いスイートピー」「硝子の少年」など誰もが口ずさめる名曲ばかりです。

そんな松本隆さんが、初めて神戸の街を舞台にした曲「トアロードのハレ娘」を書き下ろし6日、神戸市内のライブハウスでお披露目されました。

トアロードを満喫する女性が、粋な帽子にコンバースをはいてケーキを買いに行くという世界観を表現…ファッションセンスの高い神戸市民をイメージしたそうです。

東京都出身の松本隆さん(74)、1970年代にデビューしロックバンド「はっぴいえんど」のドラマーとして活躍したのち、作詞家として多くのヒット曲を生み出してきました。

10年ほど前に神戸に移り住んだ松本さん…その理由は?

【松本隆さん】「神戸は街と海と山がコンパクトに揃ってますよね、全部歩ける距離。それがなんか面白いなと(Q.歌詞に込められた思いは?)なんかトアロードの歌っていうのが自然にできちゃった。別に作ろうと思ったわけじゃなくて、鈴木茂という昔、同じバンドでやってたギタリストがいて、その人が新しい曲ができたから詩を付けてくれとなって、ある日トアロードの詩がひらめいたのでそれを作った。こんな大騒ぎになることじゃないんだけど」

「トアロード」の新しいシンボルアーチには、その歌詞が刻まれ歌碑として今後、神戸に残されます。

【トアロード中央商店街振興組合副理事・梁建広さん】「そりゃ世界の松本隆先生でございますので、神戸とっては大きな財産がここに残ったということで非常に喜んでおります」

80年代を彷彿させるメロディと歌詞が融合した曲「トアロードのハレ娘」、配信などについては検討中とのことです。

(関西テレビ「newsランナー」5月6日放送)

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