将棋のALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催、ALSOK特別協賛)第1局の前夜祭が来月11日午後6時半、掛川市の掛川グランドホテルで開かれる。参加者を募集(定員60人)していた市は18日、324人の応募があったことを明らかにした。王将戦4連覇を目指す藤井聡太王将、挑戦者の永瀬拓矢九段と抽選による当選者が交流する。【山田英之】
第1局は1月12、13日、掛川城二の丸茶室で行われる。掛川での第1局は2023年以来2年ぶり。
市立中央図書館で1月11日に開催する掛川こども王将戦には、上級、中級、初級の3クラスに小中学生計43人が応募した。対局場に近い大日本報徳社大講堂でプロ棋士が対局を解説する大盤解説会は1月12、13の2日間で計454人(映像を配信する別会場も含む)の応募があった。
掛川こども王将戦を主催する「将棋によるまちづくり実行委員会」会長の久保田崇市長は「掛川に第1局が戻ってきて大変うれしい。永瀬九段は実力派の棋士。藤井王将の研究パートナーも務め、藤井王将を知り尽くしている。非常に楽しみ」と好勝負を期待した。
王将戦開催を記念して、1月12、13日、掛川城三の丸広場には臨時観光案内所を設ける。電動キックスケーターに乗って市内の名所を巡るツアーも計画している。
今年の第73期王将戦は掛川市で第6局が予定されていた。しかし、藤井王将が4連勝で防衛したため対局は無くなり、代わりに開催された祝賀会で藤井王将が市内を訪れた。市民らが投票した今年の市政十大ニュースには、藤井王将の掛川訪問が7位に選ばれた。
また、久保田市長は来年10月、市内で全国将棋サミットを日本将棋連盟と開催することも明らかにした。将棋文化の継承と普及を目指す各地の自治体が集まり、交流する。プロ棋士も参加する予定となっている。
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