国内最高峰の工芸公募展「日本伝統工芸展」が、松江市の島根県立美術館で開かれています。

松江市の島根県立美術館で開かれている「第71回日本伝統工芸展」。70年の歴史がある国内最大規模の工芸の公募展で、今回は全国10都市を巡回しています。会場には、全国から応募があった陶芸、染織、漆芸など7部門の作品のうち、入賞・入選した約270点が展示されています。山陰地方在住の作家の作品も、過去最多の16点が入選しました。

鳥取市の人間国宝・前田昭博さんの「白瓷面取鉢(はくじめんとりばち)」。しっとりとした「つや」は山陰の雪を表しています。
また松江市の人形作家・松本輪加子さんの「平穏」。とうもろこしを背負う穏やかな表情の女性は、紙粘土と和紙を練り混ぜて形作られています。

島根県立美術館・島田弥希子さん:
山陰の作家の皆さんがご活躍であることを知っていただいて、全国の作品や人間国宝の作品など色々なジャンルの作品がありますので、色々な視点から工芸作品を十分に堪能していただけたらと思います。

「第71回日本伝統工芸展」は、松江市の島根県立美術館で12月25日まで開かれています。

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