2024年も残すところ2週間あまり、世界的な名画も迎春の準備です。倉敷市の大原美術館で恒例の大掃除が行われました。

休館日の大原美術館です。モネの「睡蓮」などの名画が壁から慎重に取り外されていきます。12月16日は約40人がかりで大掃除が行われ、額縁にたまったホコリを刷毛で丁寧に払い、絵を保護するアクリル板の表面を布で拭きあげていきました。

美術館では2024年度、約23万人の入館者数を見込んでいてインバウンド客がコロナ禍前と比べて増えているということです。また、2025年は大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭などが開催されることから、入館者数のさらなる増加を見込んでいます。

(大原芸術財団 学芸員 塚本貴之さん)
「多くの人に出会ってもらえた作品にねぎらいの気持ちを込めて一点一点、ホコリを払う。1年のけじめとして大事な一節」

(大原芸術財団 事業部 藤田文香部長)
「いま作品の見せ方を変えたり、展示を工夫している。来年は新しい財団になって2年目なのでいろいろな取り組みをしていきたい」

大原美術館では12月23日から27日まで休館、28日から通常通り開館し、新年は元日も本館のみ特別に開館します。

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