那覇市出身で米ニューヨークを拠点に活動する写真家の国吉歳木朗(ときお)の写真展「REGION FREE」が、那覇市前島のホテルアンテルーム那覇で開かれている。琉球石灰岩や月桃紙に印刷した写真やインスタレーション、映像など300点近くの作品を展示している。
1980年生まれの国吉は2002年に渡米、サンフランシスコのシティーカレッジで写真を学ぶ。06年にニューヨークへ移住し08年にアーティストビザを取得。自身の会社「shootinglife LLC」を設立。現在もニューヨークで活動する。
沖縄では初開催となる本展では、ニューヨークを訪れた玉城デニー知事や空手家、琉球舞踊家らを撮影し、月桃紙に印刷するなど新しい表現方法を取り入れた。国吉は「リージョンフリーとは世界中どこでも自由という意味。ウチナーンチュも、世界中で何でもできるとのメッセージを込めた」と語った。
来年3月1日まで、入場無料。開館午前9時~午後9時。問い合わせは同ホテル、電話098(860)5151。(社会部・知念豊)
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