経済格差の広がる中、多くの子どもに最上の映画を届けることをテーマにした「ふくおか国際映画祭」が、8日までの3日間にわたり、福岡市で初開催された。アドバイザーを務めたのは世界的に活躍する是枝裕和監督。高校生以下は無料で、国内外の25本以上の作品が上映された。

 8日は是枝監督の作品「奇跡」(2011年)を上映。約200人が詰めかけ、ほぼ満席の会場からは時折笑い声が出るなど、盛り上がった。

 映画祭の主催は「一般社団法人クリエイティブ共生都市」。代表理事の近藤加代子九州大教授は「社会で厳しい状況に置かれた人々を描いた是枝監督の作品に感銘を受け、やっとの思いで実現した」と語った。(共同通信)

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