囲碁の国際棋戦「第7回呉清源杯世界女子囲碁選手権」決勝三番勝負第3局が1日、中国・福建省で打たれ、上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(23)が唐嘉雯(とう・かぶん)六段(中国)に黒番中押し勝ちし、2勝1敗でタイトルを初獲得した。上野女流立葵杯の国際棋戦優勝は、2022年の「SENKO CUPワールド碁女流最強戦」以来で2度目。日本勢が呉清源杯を制するのは初めてとなる。
今大会は、日本や中国、韓国、台湾などから24人が参加。トーナメント形式で行われた。上野女流立葵杯は3回戦で李赫(り・かく)六段(中国)、準決勝で於之瑩(お・しえい)八段(中国)に勝利。決勝三番勝負の第1局は上野女流立葵杯が先勝。第2局は敗れたが、この日の第3局は中盤に優勢となるとそのままリードを広げて快勝した。終局後、上野女流立葵杯は「大変な碁が多くて優勝できたことは奇跡だと思う」と話した。【武内亮】
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