2024年も残すところ1カ月。福井市内の小学校の児童が28日、地元の郵便局から年賀状についての出前授業を受け、歴史や書き方などについて理解を深めました。
        
年賀状についての出前授業を受けたのは、福井市にある美山啓明小学校3、4年の児童12人です。
 
この授業は、手紙を書く機会が減る中で手書きの文章で自分の思いを伝える素晴らしさを知ってもらうと、地元の郵便局らが初めて企画したもので、6月に行った「宛名の書き方」出前事業に続いて2回目です。
 
児童は、年賀状が1000年以上前の平安時代に、貴族が遠方にいる相手に手紙で挨拶を送ったことが始まりといった歴史や、裏面の書き出しや本文などには、原則として句読点を使用しないことなどを学んびました。

児童たちは「1000年前からあったことが分かった。いとこにゲームをまたしようと書きたい」「『あけまして』が『新年』という意味と知れて良かった。友達にいつもありがとうという気持ちを込めて書きたい」と言いながら、それぞれの思いを込めて年賀状を書きました。

下味見郵便局の横山議顕局長は「最近手紙を書く機会が減っている。子供たちに自分の思いを文字にして相手に伝えることをたくさん経験してほしい。いろんな人に手紙を出してほしい」と話しています。
 
28日作った年賀状は、毎年県が行っている「ジュラチック王国に年賀状を送ろう」企画に応募予定です。     

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