グローバルボーイズグループ「JO1」が来年2月から、初の海外ツアーを行う。アジアや北米の6都市で7公演を開催。全国ライブツアー初日の23日、神奈川県のK・アリーナ横浜公演でサプライズ発表された。JAM(ジャム)=ファンの呼称=の祝福を受け、県出身でリーダーの與那城奨は「ここから世界に羽ばたいていきます。JO1、そしてJAMの皆さん、力を合わせて頑張っていきましょう」と意気込んだ。
海外ツアーは来年2月15日の台北を皮切りにバンコク、ロサンゼルス、ニューヨーク、北京と続き、3月29、30両日のソウルでファイナルを迎える。北京とソウル以外の公演は、世界最大のライブ・エンターテインメント企業「ライブネーション・エンターテインメント」の日本支社「ライブネーション・ジャパン」と、日本人アーティストで初めて包括的グローバル・パートナーシップを結んで実施する。
JO1は11月23日~12月28日に神奈川、兵庫、静岡、福岡の4都市で14公演のツアーを実施中。12月30日にTBS「第66回輝く!日本レコード大賞」、翌31日に「第75回NHK紅白歌合戦」にそれぞれ出演する。
■所属事務所の社長「奨君も迅君も沖縄愛が強い」
グローバルボーイズグループの「JO1」と「INI」が所属する芸能プロダクション「LAPONE(ラポネ)エンタテインメント」の崔信化(チェシンファ)代表取締役社長が21日、沖縄タイムス社を訪れた。JO1の與那城奨、INIの松田迅は沖縄出身。崔代表は「奨君はあいさつは必ず『はいさい』から始めるほどで、迅君も沖縄愛が強い。2人が地元でも活躍できる環境をつくりたい」と話した。
崔代表はJO1が今年のNHK紅白歌合戦出場が決まったことを喜んだ。来年はアジアと北米の6都市でのツアーも決定したことや、日本の魅力を国内外に届けるプロジェクト「HOT JAPAN with JO1」の一環で、今年8月に首里城跡と沖縄海岸国定公園の岩礁地帯をバックに、琉球舞踊や獅子舞と共演した動画を公開していることなども紹介した。
INIについては、6月発売のシングル「THE FRAME」がミリオンセラーを記録したことに手応えを示した。
JO1とINIは来年1月27日~2月2日に東京ドームシティで開かれる「LAPOSTA(ラポスタ)2025」に出演する。崔代表は東京ドームでのライブだけでなく、周辺施設全体とLAPONE所属アーティスト5組がコラボレーションした企画を用意しているとし、成功に自信を見せた。
與那城と松田の今後の成長を期待し「忙しいスケジュールだが、沖縄でのツアーや活動もできたらいい」と話した。
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