28日から開催される全日本学生音楽コンクールの全国大会に、県内から4人が九州代表として出場します。全国大会を前に、練習に励む2人の中高生を取材しました。

宮崎西高校2年の楠元蓮生さん。10月に行われた全日本学生音楽コンクールの北九州大会、バイオリン部門・高校の部で1位の成績を収め、九州代表として2年連続の全国大会出場を決めました。

4歳からバイオリンを始めた楠元さん。練習は1日3時間以上、多い時には12時間。日々バイオリンと向き合っています。

レッスン風景は思った以上にハード。

(西川のばら先生)
「きょうは和やか。撮影バージョン」

(楠元蓮生さん)
「たくさんの人たちに支えられて、ここまでやってきているので、少しでも返せたらと思って練習を頑張っている」

(西川のばら先生)
「(楠元さんは)すごくロマンチックな音が出ます。出したくても出せない魅力的な音色を持ってる。謙虚な性格と頑張りたいというハングリー精神と、すべてがすごく恵まれている」

(楠元蓮生さん)
「練習してきたことが精一杯出し切れて、出てよかったと思える本番でありたい」

フルート部門・中学校の部で1位になり、九州代表となった大淀中学校3年の久保成美さん。一昨年に続き、2回目の全国大会出場です。

(久保成美さん)
「緊張しているが、自分の最大限の力を発揮できるように、自分の気持ちをコントロールしながら頑張っています」

小学3年生からフルートを始めた久保さん。指導する先生によると、持ち味は明るくのびやかな柔らかい音色。

練習では、自分のイメージをしっかり表現できるよう心がけています。

(久保成美さん)
「軽やかで美しい音色と深みのある低音で、いろいろな情景や心情を表現できるのが魅力。前回出場させていただいた時に、ほかの出場者の方とのレベルの差を痛感したので、前回の悔しさを晴らせるように、自分の持っている力を最大限に出し切って、満足のできる演奏をやっていきたい」

また、全国大会には、フルート部門・高校の部に、延岡青朋高校3年の梅橋睦実さん。声楽部門・高校の部に宮崎西高校2年の河野澪さんが出場します。

全日本学生音楽コンクール全国大会に県内から同時に4人が出場するのは初めてということです。大会は27日から7日間、横浜市で開催されます。

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