11月になり鹿児島県内でもあちこちでイルミネーションが楽しめる季節になりました。約30ヘクタールもある鹿児島市の吉野公園では11月1日から「鹿児島イルミナージュ」が開催されています。

会場は「錦江湾」や「霧島市」などといった、鹿児島県内各地域の名前がついた10ものエリアに分かれていて、その場所特有の観光資源がイルミネーションとなっています。

例えば日置市エリアの場合、鹿児島三大行事の一つといわれる「妙円寺詣り」のコース上にある桜並木をイメージしたピンクの光のトンネルがあります。よく見ると桜の花びらの形の装飾が施されています。かわいらしいイルミネーションをぜひ探してみてください。

このように鹿児島の地域、それぞれの観光資源を生かしたイルミネーションが魅力のひとつですが、これだけではありません。メインとなるイルミネーションはウルトラマン! まさに光の国から鹿児島にやってきました。

ウルトラマンやウルトラセブン、ウルトラマンタロウといったウルトラ兄弟、“身長”は約3メートルもあり近づいてみると結構な大きさです。怪獣も勢揃いしていて、戦いの名場面の数々も再現されています。

みなさんそれぞれの年代で懐かしく感じるシーンに出会えるのではないでしょうか。

しかしなぜ鹿児島にウルトラマンのイルミネーションがやってきたのでしょうか。高校生ボランティアで広報を担当している、兵頭みずきさんによると「子供から大人まで幅広い世代が知っている、ウルトラマンをイルミネーションに取り入れました」ということです。九州では初上陸の貴重なイルミネーション、本物のウルトラマンと違い、3分で消えることはありません。

ちなみに兵頭さんイチ推しのイルミネーションは、初代ウルトラマンに登場した「三面怪獣 ダダ」だそうです。顔が3種類に変化したり、人間に憑依したり、透明化する超能力を使う怪獣です。

この鹿児島イルミナージュ、2025年1月13日まで開催されています。広い会場をゆっくり散歩しながら色々なイルミネーションを楽しめます。

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