愛媛県西条市で12日に始まった西条まつり。祭りムードが高まるなか、市内の伊曽乃神社の祭礼が15日未明に幕を開けました。豪華絢らんな約80台のだんじりとちょうちんの灯りが、男たちのかけ声とともに闇夜に舞い、地域は祭り一色に染まりました。

日付も変わった午前1時半頃。神社に続く参道では、だんじりを照らすちょうちんの灯りが次々と。この日を待ちわびた男たちの「よいとさーよいやさー」のかけ声が境内に響きます。

伊曽乃神社では宮出しが行われ、およそ約80台のだんじりとみこしが、神社に続く参道へ次々と。だんじりの側面には、時代絵巻の彫刻が闇夜に浮かび上がり祭りムードを盛り上げます。

境内では男たちが「伊勢音頭」も響かせ、本殿前では息を合わせて800キロの巨体を頭上高く差し上げ。男気を見せ、見物客からは盛んな拍手が送られました。

見物客:
「夜、提灯つけて担ぐところがきれいなのでいいですね」
「24時間2日間思いっきり(祭りを楽しんで)1年の疲れを取りまーす」

かき手5人からは「西条まつり最高!」とこの日を待ちわびた声が聞かれました。

伊曽乃神社の祭礼は16日夕方、加茂川で「川入り渡御」が行われクライマックスを迎えます。

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