OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1982年(昭和57年)10月10日に取材した映像です。
「こんぴらさん」の名前で親しまれている香川県琴平町の金刀比羅宮で、例大祭のクライマックス「みこし渡御」(お下がり)が行われました。
毎年10月9日から始まる例大祭は、金刀比羅宮の数ある祭典の中でも最も厳粛な式典とされていて、讃岐の秋の風物詩の1つです。
10日夜、神事が行われた後、平安絵巻さながらのみこし行列が本宮からふもとの御旅所までの間で繰り広げられます。映像には旭社の下付近をみこしや巫女が下りていくようすが映っています。
この行列は海抜約250メートルの本宮から、785段の石段を降りてくることから、地元では古くから「お下がり」と呼ばれています。沿道は毎年、多くの参拝者や見物客でにぎわいます。映像にはふもとにある「虎屋旅館」で、座って行列を見守る人たちの姿も映っています。また、映像の最後に出てくるのは鞘橋近く「阿波町」のようすです。
金刀比羅宮では今夜(10月10日夜)9時から、みこし渡御が行われます。2024年は約600人の行列が本宮から御旅所までの約2キロの道のりを進みます。行列の経路は金刀比羅宮のホームページで確認できます。
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