福井市内の学校で、5日学園祭が行われました。学園祭と言えば、生徒たちが舞台に立って出し物を披露することもありますが、この学園祭では、生徒たちが吉本興業のお笑い芸人と一緒に舞台に上がりました。プロとの共演で作り上げたステージ、生徒が感じたこととは。
5日、福井工大附属福井中学校と福井高校で開かれた学園祭、そのメインとなるのがお笑いステージとよしもと新喜劇です。
この生徒と芸人の舞台共演は、吉本興業と金井学園が2年前に締結した包括連携協定に基づく取り組みの一つとして行われました。
吉本興業が作成した台本が学校に届いたのは本番10日前。生徒は衣装作りや舞台進行などの裏方と出演者に分かれ、ギリギリまで準備しました。
吉本新喜劇でお馴染みの吉田裕さんや島田珠代さん、諸見里大介さんら豪華な芸人たちが生徒とともにステージに立ちました。
出番を控えた生徒は「緊張している」「普段は静かだと思われているが、こんな一面もあると感じてほしい」と気合十分。
吉本新喜劇の吉田座長は「生徒にとっては新しいことばかりでいい経験になると思う」と話し、島田珠代さんも「くだらないことを真剣にやっている。いろんな仕事があるという社会勉強になるのでは」と話していました。
ステージを終えた生徒に感想を聞くと「大勢の観客を前に緊張した」「体中に血が回っている感じ。何かが芽生えた気がする」と手ごたえを感じている様子でした。
芸人から”見せ方”などの技を間近で学んだ生徒たち。舞台の裏方から出演に至るまで、一つの舞台を作り上げる喜びを実感していました。
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