“神出鬼没”で“正体不明”の世界的アーティスト、バンクシーの企画展が、7日土曜日から愛媛県美術館で始まります。
会場には巨大なフォトスポットが登場しました。

午前9時の県美術館。正面入り口のガラス面に作業員が何か貼り付けています。現れたのは、「BANKSY」の文字。バンクシーは、世界各地の壁や橋などにゲリラ的に絵を描く正体不明のアーティストで、様々な社会問題について問いかける、メッセージ性の高い作品を描くことで知られています。

7日土曜日から始まる「バンクシー&ストリートアーティスト展」のポスターが、5日設置されました。

鈴木瑠梨キャスター:
「高さ3メートルの巨大なポスターです。バンクシーと書いてあってかっこいいですね。前を歩いていても止まってしまうほどインパクトがあります」

縦3メートル、横3.4メートルほどの巨大なポスター描かれているのはバンクシーの代表作「風船と少女」。少女と向かい合わせで写真を撮ることができます。

鈴木瑠梨キャスター:
「そして美術館の中にもフォトスポットがあるんです。このようにここに立つと…バンクシーのアートの一部になることができるんです」

屋内のフォトスポットでは、少女に代わってまるでアートそのものの一部になる体験ができます。

企画展の開催まであと2日。5日も会場では照明の設置など、準備が進められました。バンクシー&ストリートアーティスト展ではバンクシーの作品をはじめ、国の内外で活躍するストリートアーティストの作品、約100点を紹介。進化を続けるストリートアートの歴史と本質に迫ります。

こちらは、バンクシーの代表作「Choose Your Weapon」「武器は選べ」。1980年代に活躍したストリートアーティスト、キース・へリングの作品を象徴するモチーフ「吠える犬」を使いながら、「社会の片隅に追いやられる若者たちにとっての武器はストリートアートである」ということを表現しています。

県美術館・宇野茉莉花学芸員:
「バンクシーをはじめ、ストリートアートがすごく有名になっていると思うんですが、そのストリートアートの歴史、どんなものなのかというのがわかるような展示となっております。ぜひ作品の中に込められているメッセージを、なんだろうなと思いながら見ていただけたらなと思います」

バンクシー&ストリートアーティスト展は県美術館で7日土曜日から11月17日まで開催されます。

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