熊本県立美術館本館で開催中の『超写実ホキ美術館名品展』。シリーズでお伝えしてきた絵画の紹介は26日が最終回です。

『最後の一枚』は物の質感表現に優れていて、館長が「ぜひ目の前で見てほしい」と語る作品です。

【ホキ美術館 保木 博子 館長】
「この作品は、キレッキレの静物画を描く五味文彦(ごみふみひこ)の『ガラスポッドのある静物』です」

【五味文彦の『ガラスポッドのある静物』(2020)】

【仲野 香穂 アナウンサー】
「目の前にそのものがあるかのようなリアルさですね」

【ホキ美術館 保木 博子 館長】
「本当にこのガラスポッドがあるみたいですよね。絵で描いているとは思えないくらいリアルに描いていると思います」

【描くのが難しいとされる透明なガラス】

【複雑な光を反射する様を描く】

「レモンもみずみずしさが伝わりますね」

【ホキ美術館 保木 博子 館長】
「五味文彦先生の場合はレモンはテーマとして描かれるので色んなレモンがある。今回はヨーロッパの絵画に出てくるようなカットの仕方」

【作家のテーマ『レモン』】

【ヨーロッパの絵画に出てくるようならせん状】

【ホキ美術館 保木 博子 館長】
「これはぜひ絶対目の前で見ていただきたい」

【黒い背景の中で際立つ静物】

【編むように描いたという繊細なレース】

【ホキ美術館 保木 博子 館長】
「本物を見てもこれは写真なのか絵なのかと疑うほど細かく描いてある作品を皆さんの目で確認していただきたいと思います」
「全体的にもいろんな表現の仕方がありますので、作家それぞれの表現の仕方の違いを見比べることによって、ご自身の好きな作品を見つけてください」

【ホキ美術館名品展熊本県立美術館本館9月1日(日)まで】

【観覧料一般1200円大学・専門学生1000円高校生以下無料】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。