2023年に再始動した沖縄アクターズスクールのメンバーで、13歳のNeil(ニイル)さんが13日、那覇市のパレット市民劇場でデビューイベントを開いた。伸びやかな高音やキレのあるダンスが持ち味で、新生アクターズで初のメジャーデビューを果たす。8月7日にワーナーミュージック・ジャパンからファーストシングル「Someday」が配信リリースされることが発表された。(社会部・吉田伸)

躍動感あふれるダンスと情熱的な歌でファンを引きつけたNeilさん(中央)=13日、那覇市・パレット市民劇場(古謝克公撮影)

 圧倒的な歌唱力が魅力のNeilさんは父母が共に歌手で、幼い頃から音に触れて育った。6歳の時にベースを弾き始め、11歳でウクレレとギター、12歳からはドラムを習っている。

 13日の初のソロライブでは、小学5年から6年にかけて、自ら作詞作曲したオリジナル曲「君と」をウクレレの弾き語りで聴かせた。スマートフォンのアプリで作った「お気に入り中のお気に入り」という自信作を歌った後、「デビューイベントでできて良かった」と声を弾ませた。

 時折、超高音の「ホイッスルボイス」も披露。あこがれの米トップアーティスト、ブルーノ・マーズさんや、シンガー・ソングライター、あいみょんさんの楽曲なども自ら演奏しながら歌った。

 アクターズの仲間「B.B.WAVES」のメンバーと一緒に躍動感あるダンスパフォーマンスでも会場を魅了。マイケル・ジャクソンさんやMCハマーさんもコピーして踊った。

 プロデューサーの牧野アンナさんは「Neilは唯一無二の逸材。世界に羽ばたいて」と門出を祝った。Neilさんは「音楽の文化をもっと高めていきたい」と抱負を語っていた。

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