指導対局で「五面指し」のプロ棋士に挑戦する子どもたち=紋別市で、2024年5月26日午前10時10分、本多竹志撮影

 北海道紋別市で開かれている名人戦七番勝負第5局1日目の26日は舞台と同じホテルオホーツクパレスで指導対局があった。市内のほか、札幌市、東川町などから小学生~高校生の15人が参加。3人のプロ棋士に挑んだ。

 子どもたちと対局したのは真田圭一八段、田中悠一六段、竹部さゆり女流四段。プロ棋士はそれぞれ同時に5人を相手にする「五面指し」で子どもたちに胸を貸した。

 紋別将棋同好会の道場に通う紋別中1年の見上結珂(ゆうが)さんは「なかなか攻められなかったけれど、よい手も見つけられた。藤井聡太名人とも戦ってみたいし、プロも目指したい」と指導対局を楽しんだ様子。札幌市の小学1年、林駿希(しゅんき)さんは「プロと将棋ができて、うれしかった。(藤井名人と同い年の)伊藤匠七段のようなプロになりたい」と笑顔をみせた。【本多竹志】

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