六回、ジェーソン・モロニー(左)を攻める武居由樹=東京ドームで2024年5月6日、藤井達也撮影

 ボクシングの世界戦4試合が6日、東京ドームで行われ、格闘技K―1で活躍し、世界ボクシング機構(WBO)バンタム級5位の武居由樹(大橋)は、王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)を判定で破って新王者になった。日本ボクシングコミッション(JBC)公認で日本のジムに所属する100人目の男子の世界王者。世界主要4団体のバンタム級王座は日本選手が独占した。

 世界ボクシング協会(WBA)フライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は同級3位の桑原拓(大橋)に判定勝ちし、初防衛に成功した。WBAバンタム級王者の井上拓真(大橋)は同級1位の石田匠(井岡)を判定で降して2度目の防衛を果たした。

 戦績は武居が9戦全勝(8KO)、モロニーが27勝(19KO)3敗。ユーリ阿久井が20勝(11KO)2敗1分け、桑原が13勝(8KO)2敗。井上拓が20勝(5KO)1敗、石田が34勝(17KO)4敗。

 スーパーバンタム級4団体タイトルマッチは、統一王者の井上尚弥(大橋)が元世界王者で挑戦者のルイス・ネリ(メキシコ)と対戦。東京ドームでボクシングの世界戦が行われるのは34年ぶりで、メインイベントを日本選手が務めるのは今回が初めて。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。