◯FC東京2―0鹿島●(7日・国立競技場)
パリ・オリンピック出場権を懸けた大一番を前に、FC東京のMF松木玖生が2アシストで存在感を示した。
後半10分、左サイドでワンタッチのパスを受けると、相手GKの手前のスペースを狙いアーリークロスを送った。走りこんだFW仲川輝人がジャンピングヘッドで先制点をたたきこんだ。
松木は「監督から『アーリークロスも狙っていけ』と求められていた。ちょうど輝君(仲川)が走っているのが見えて、うまく合わせられた」と振り返った。
試合終了間際にはMF原川力との連係でダメ押しの追加点も演出した。
U23(23歳以下)日本代表の中心の一人として期待される。この日の試合後間もなく、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23アジア・カップ出場のためにカタールに向けて出発する。
「一発勝負なので、一試合を大切に戦っていけたら。アジアもレベルが高くなっているので、気を抜けない」。8大会連続の五輪出場を勝ち取るため、誇りを胸に決戦の場へ乗り込む。【高野裕士】
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