プロバスケットボール選手で香川県三木町出身の渡邊雄太選手(29)が5月1日、母校の尽誠学園高校で講演し、後輩たちに熱いメッセージを送りました。気になる今後の動向についても語りました。

「みなさんで、渡邊雄太選手をお迎えしたいと思います。渡邊雄太選手、どうぞ」
(拍手)

善通寺市にある母校の尽誠学園高校を訪れたのは、プロバスケットボール選手で香川県三木町出身の渡邊雄太選手です。

(尽誠学園高校出身 渡邊雄太選手)
「3年間、皆さんと同じように勉強して2013年に卒業してからアメリカに11年間、プロでは6年間、アメリカで生活して、来シーズンからは日本でプレーをするために今回帰ってきました」

来シーズン、日本のBリーグでのプレーを表明し、パリオリンピックでの活躍も期待される渡邊選手。母校の後輩たちに語ったメッセージとは。

(渡邊雄太選手)
「日本代表、NBA選手としてやっているなら毎日楽しい生活を送って華やかな生活を送っているんじゃないかなという風に思うと思うんですけど、実際、本音で話させてもらうと、11年アメリカで生活していた中で、心から楽しめた瞬間っていうのは正直かなり少なかったです」

尽誠学園高校の生徒、約660人を前に世界の厳しさについて語った渡邊選手。高校時代は全国大会準優勝を経験し、アメリカの大学に進学後、世界最高峰のNBAで6シーズン、プレーしました。

壁にぶつかった時、渡邊選手は。

(渡邊雄太選手)
「成長が止まったから壁にぶつかっているんじゃなくて、自分が成長しているから壁にぶつかっているっていう考え方をいつも僕はするようにしています」

講演会の後には、後輩からエールが送られたほか、メッセージ付きの記念品が贈られました。

(渡邊雄太選手)
「たくさんのメッセージありがとうございます。パリオリンピックでも頑張るので、ぜひ応援よろしくお願いします」

講演会の後の取材では今の思いと今後について語りました。

(渡邊雄太選手)
「花束もすごかったですし、寄せ書きも本当にすごく感動したので僕が皆さんからパワーをもらって今後パリ、始まるBリーグに向けてまたモチベーションをもらえたというか、頑張るきっかけをもらえたのかなと思っているので、本当に改めてこの学校に感謝したいなと思っています」

(長尾龍希アナウンサー)
「香川ファイブアローズでのプレーは考えているんでしょうか」

(渡邊雄太選手)
「ちゃんとオファーをくださっているチームの話は平等に、皆さんの熱意など、オファーを全チーム聞くっていう。香川県がバスケットを通して盛り上がってくれるっていうのはすごくうれしいことだと思うので、ファイブアローズも含めてオファーをもらっている全チームの中で考えたいと思っています」

パリオリンピックと日本でのプレーに向け、母校でパワーを得た渡邊選手。今後の活躍に注目が集まります。

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