黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会は1日、Asueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開幕し、男子グループ戦A組で早大(東京)は富士通(神奈川)に2―3で競り負けた。日本代表で身長207センチの早大・麻野堅斗選手は、「攻めの姿勢が足りなかった」と悔やんだ。主なコメントは次の通り。
石川、高橋藍と一緒に食事
出だしの1、2セット目で僕たちがミスを出して、相手に勢いを付けたのが大きな敗因だと思います。やるべきことをやった4セット目は大差を付けて取ることができました。常に(好不調の)波を作ることなく(やるべきことを)出し続けることが課題です。
この体育館で初めてやるメンバーもいますし、出だしは難しいということは理解していました。そこから自分たちの流れをつかめずに(ジャンプ)サーブであったり、スパイクであったり、(頭上を見上げるため)天井の高さと関係するプレーでミスを出してしまいました。攻めの姿勢がきょうは足りなかったと思います。
(個人のプレーは)要所で決める部分はあったんですけど、(スパイクの)本数自体そんなに多くなかったので、もっと(トスを)要求してガツガツいけばよかったなというのが反省する部分です。ブロックに関しても(腕とネットの間に球が落ちる)吸い込みが多く、良くなかったです。
大学では昨年4冠を取っているので、僕たちが上に見られることが多いです。ここは逆の立場で自分たちが(格上相手に)攻めていく大会だと思います。きょうのような受け身になると負けてしまうので、大学生らしく攻めていきたいと思います。
(2~3月に石川祐希選手が所属するイタリア1部リーグ・セリエAのミラノに練習生として参加)石川選手、ロセル選手(アルゼンチン)と有名選手がいる環境で一緒にプレーさせてもらって、本当にすごく刺激があった毎日でした。ミラノのホームの時は観戦し、会場の雰囲気や石川選手の活躍を目に焼き付けることで自分自身もっと頑張ろうと思いました。
(石川選手と)ご飯に2回ほど行かせていただき、2回目は(モンツァ所属の高橋)藍さんも一緒でした。改めて一緒に練習できて良かったと思います。
普通のスパイカーは(練習で)スパイクを打つ時、(鋭角に)たたきつけますが、石川選手は常に奥に、奥にと試合を想定して打っていました。サーブでも一本、一本打つ位置を変え、練習の時から常に高いレベルでやっているんだなと思いました。
今年は(パリ)オリンピックのシーズンですが、(ベンチ入りの)メンバーは固定されていて厳しい状況です。自分自身この1年を無駄にすることなく、成果を出せるような1年にしたいです。昨年、(B代表の一員で参加した)アジア大会で3位という経験をさせていただいたので、(今年も)B代表の方で結果を残して、いつ(パリ五輪に臨む)A代表に招集されてもいいような準備をしていきたいです。
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