シリーズでお伝えしているパリオリンピック企画。

3日目の1日は、新競技「ブレイキン」。
ストリートから金メダルを目指すShigekix選手に注目する。

この夏開催されるビッグイベントの大注目、新競技「ブレイキン」。

日本勢で最もメダル獲得に期待がかかるのが、Shigekix選手こと半井重幸選手(22)。

国際大会優勝回数は、実に47回。

2023年10月のアジア大会では金メダルに輝き、パリの切符をつかんだ。

ブレイキンは、DJが流す即興の音楽に合わせ、1対1でダンスを踊り合い勝敗を決す。

4つの要素から構成され、難易度・完成度などを採点する。

立った状態でステップを繰り出す「トップロック」、地面に手をついた状態でステップをする「フットワーク」、頭や肩で回転する「パワームーブ」はブレイキンの代名詞。

そして最後は、動から静へ一瞬で動きを止める「フリーズ」。

中でも、Shigekix選手最大の武器は、このフリーズ。

音楽に合わせて一瞬で動きを止めるフリーズは、誰にもまねできない唯一無二のスキル。

そんな日本勢で最もメダルに近い男の原点は、意外なところにあった。

Shigekix選手「僕は(ブレイキンを)始めた当時から約10年ぐらい地元・大阪を離れるまでの間、ずっとストリートで練習してたので、ストリートの練習場所に育てられたというのがあるかなと」

地元・大阪のJRなんば駅に隣接した施設「OCAT」。

そこは西日本のダンスの聖地であり、Shigekix選手が幼少期から練習に励んだ特別な場所。
彼のブレイキン人生が、この場所に詰まっている。

Shigekix選手「日々一緒に練習していた人たちからいろいろな影響を受けたり、教えてもらったりして、自分の今のスタイルができているかなと思う」

大阪のストリートから金メダリストへ。
ブレイキンのオリンピック初代王者への挑戦がいよいよ始まる。

Shigekix選手「(五輪)当日をワクワクした状態で迎えられたら、それが僕としては一番いい準備かなと思うので、まずは毎日真1日少しずつ前に進めていって、当日、大爆発できるように準備したいと思う」

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