青森県から褒賞を授与された大相撲の幕内尊富士関(手前中央)=1日午前、青森県庁

 3月の大相撲春場所で110年ぶりとなる新入幕優勝を果たした尊富士関は1日、出身地の青森県五所川原市から市民栄誉賞を授与された。市が功績をたたえて新たに賞を設けた。  市役所を訪れた尊富士関を、集まった市民らが大きな拍手で出迎えた。佐々木孝昌市長から賞状を受け取った後、記者団の取材に「市民の皆さんのおかげでつかめた賞。光栄でうれしい」と喜びを語り「相撲は緊張しないが(今日は)恥ずかしいです」と苦笑いを見せた。  県もこれに先立ち、県褒賞を授与した。力士に贈るのは9人目で、尊富士関の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が横綱に昇進した1990年以来だという。


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