女子フリーで演技する中井亜美=東和薬品ラクタブドームで2024年12月22日、吉田航太撮影

 フィギュアスケートの全日本選手権最終日は22日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで女子フリーが行われ、ジュニアグランプリファイナル3位の中井亜美選手(TOKIOインカラミ)は127・30点、合計182・50点だった。

 冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―2回転トーループを成功。続く2本目のトリプルアクセルは惜しくも回転不足と判定されたが、それ以降は大きなミスなく滑りきった。演技を終えると、満面の笑みでガッツポーズを作った。

 当日朝の公式練習で中庭健介コーチに「(トリプルアクセルを)1本でまとめてもよいよ」と言われたが、「どうしても決めたい思いが強くて、後悔したくなかった」と、2本跳ぶことを自ら決意した。

 「自分で選んだ道がちゃんと成功につながって良かった」。悔し涙があふれたショートプログラム(SP)から一転、晴れやかな表情で振り返った。【深野麟之介】

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