フィギュアスケートの全日本選手権最終日は22日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで女子フリーに向けた公式練習が行われた。20日のショートプログラム(SP)首位で大会4連覇が懸かる坂本花織選手(シスメックス)やSP2位で16歳の島田麻央選手(木下グループ)らが最終調整を行った。
坂本選手は曲をかけた練習でダブルアクセル(2回転半ジャンプ)からの3連続ジャンプの際に転倒し、ルッツは軸がぶれたり回転が抜けたりする場面があった。島田選手は大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループはいずれも転倒。曲をかけた練習以外でも4回転ジャンプは両足着氷や回転の抜けるパンクが目立った。
SP3位の千葉百音選手(木下アカデミー)は曲をかけた練習でミスなく演じきり、好調を持続している様子だった。またSP4位の樋口新葉選手(ノエビア)はSP演技中につった右足を練習中に何度も伸ばすなど、気にする仕草を見せていた。
今大会の締めくくりとなる女子フリーは22日午後3時45分から行われる。【倉沢仁志】
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