子どもたちが野球を始めるきっかけを作ろうと、バットやボールを使って遊ぶ体験イベント「キッズ・ベースボールフェスタin高知」(高知県高野連主催、毎日新聞社など共催)が22日、高知市の県立春野運動公園野球場で開かれた。
高知県高野連が子ども向け野球体験イベントを実施するのは今回が初めて。①未就学児(年長と年中)、②野球未体験の小学1年生と2年生の2部に分かれて計80人ほどが参加し、県内の高校野球部員やプロ野球アカデミーのコーチらが講師を務めた。野球のルールを簡単にしたゲーム「BTボール」やホームラン競争、ボール投げ競争などを通して、子どもたちに野球の楽しさを感じてもらった。
日本高野連の集計によると、2024年度(5月末現在)の高知県の高校硬式野球部員は862人。全国最少の鳥取県(736人)に次いで少ない。都道府県別では徳島県(926人)を含めた3県が1000人未満だ。24年度の全国の高校の硬式野球部員数は12万7031人で、過去最多だった14年度(17万312人)より4万人以上少なく、10年連続で減少している。
高知県高野連は野球人口を増やすため、今後も毎年1回、体験イベントを続ける方針だ。【前川雅俊】
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