地元の声援を受けて初戦に勝った華谷宗(左)、和生選手=松山市上野町の愛媛県総合運動公園で2024年12月19日、杉本修作撮影

 スポーツを通じた地域の活性化を目指すテニス大会「マルトモ杯タイゾー毎日テニスオープン」(毎日新聞社など主催)が19日、松山市上野町の愛媛県総合運動公園で開幕した。全国各地からプロ選手が集い、レベルの高いプレーに観客から惜しみない拍手が送られた。

 この大会は、大会アンバサダーを務める元衆院議員の杉村太蔵さん(45)が提唱する「スポーツによる地方創生」などを目指し、今回が初めての開催。全国的にも珍しい男女混合(ミックスダブルス)2部門で行われる。

 初日のこの日は、年齢制限がなくプロ選手らが参加する「一般の部」がスタートした。12組で争われ、8組が勝ち進んだ。20日からは、ペアの合計年齢80歳以上を条件とする「全世代の部」も始まり、杉村さんも出場する。21日に両部門の準決勝、決勝が行われる。

 会場では寒空の中、120人の観客がスタンドから声援を送った。出場した松山市出身のプロ選手兄妹、華谷宗(そう)さん(37)と和生(なぎ)さん(29)は「地元の観客の前で久しぶりに試合ができてよかった。愛媛はテニスファンが多いので、大会も盛り上がると思う」と話した。【杉本修作】

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