フィギュアスケートの全日本選手権の男子ショートプログラム(SP)に向けた公式練習が20日朝、会場の東和薬品ラクタブドーム(大阪府門真市)であり、グランプリ(GP)ファイナル2位の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)、同3位の佐藤駿選手(エームサービス・明大)らが最終調整した。
鍵山選手はSPの曲をかけての練習で4回転サルコウなど三つのジャンプをきれいに降りると、練習終盤にはフリーで組み込む4回転フリップも着氷するなど好調をアピール。佐藤選手は冒頭の4回転ルッツは回転が抜けたが、その後の4回転―3回転の連続トーループなどは着氷し、その後はルッツの踏み切りを入念に確認していた。今季限りでの現役引退を表明している37歳の織田信成選手(大阪スケート倶楽部)は4回転トーループに何度も挑み、着氷する場面もあった。
男子は2008年大会を制した織田選手以外、誰が勝っても初優勝となる。SPは20日、フリーは21日に行われる。【玉井滉大】
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