世界4大大会のひとつ、全豪オープン出場を決めた福島市出身のプロテニス選手。大好きな故郷で英気を養い、夢の舞台に挑む。
福島市出身の渡邉聖太選手(23)。約1年半ぶりの帰省となったこの日は、小学生のときにテニスを始めた練習場で軽く汗を流した。高校卒業後にプロに転向し、1年の半分以上を海外で過ごす渡邉選手だが、地元・福島は特別な場所だ。
渡邉聖太選手は「日頃テニスばっかり考えて生活してるんですけど、ここに帰ってきた時は、本当に何も考えずにテニスしたりとか、友達と遊んだりとか、一番自分の中で素が出せるというか、リラックスできるというか…が、この福島かなっって」と話す。
安定したラリーと得意のボレーで日本のトッププレーヤーに成長した渡邉選手。11月中国で行われた全豪オープンのアジア予選で男子ダブルス優勝を果たし、本選への出場権を手にした。(ダブルスのペアは柚木武選手)
渡邉選手は「出場するだけではやっぱ意味がないと思ってるので、一つでも多く勝って、ちょっと大口叩くかもしれないですけど、やっぱり優勝目指して、出場するからには。日本人男子で初めて優勝できるように頑張りたいと思います」と意気込む。
初めて挑む4大大会、世界の観客を沸かせる選手になるための一歩を踏み出す。全豪オープンは2025年1月12日に開幕する。最高峰の舞台でどこまで戦えるか、そのプレーに注目だ。
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