サッカー・J1は最終節の8日、ヴィッセル神戸が史上6チーム目のリーグ連覇を果たした。前節まで首位の神戸はホームで湘南ベルマーレを3―0で降し、勝ち点を72に伸ばした。2位のサンフレッチェ広島はガンバ大阪に1―3で敗れ、勝ち点68のまま。3位のFC町田ゼルビアも鹿島アントラーズに1―3で敗れ、勝ち点66だった。
神戸は5月に一時首位に立ったが、けが人の影響で波に乗れず夏場は5位まで順位を下げた。しかし9、10月に16年ぶりにクラブ記録を更新する同一シーズン6連勝を飾り、11月に首位に再浮上した。
選手層の厚さを生かして11月には第104回天皇杯全日本選手権も制覇。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)との過密日程も乗り切った。
川崎製鉄水島サッカー部が前身で、Jリーグ入りを目指して本拠地を岡山から神戸に移し、1995年に「ヴィッセル神戸」として始動した。長らく低迷し2度のJ2降格も経験したが、楽天(当時、現楽天グループ)の三木谷浩史会長が代表を務める投資会社が2004年から経営に乗り出して強化が進み、昨季、J1で初優勝した。【生野貴紀】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。